Cepheid

ミッションクリティカルなすべての SAP ビジネスアプリケーションのパフォーマンスをかつてないほど可視化

主な利点

ミッションクリティカルな SAP アプリケーションをモニタリングすることで、シームレスな事業運用を実現


主要メトリックのダイナミックベースラインを活用してアラートの数を削減し、異常な状況にすばやく対応


事業運用が、事後対応型からプロアクティブなモニタリングへと移行

課題:Cepheid 社は、SAP の稼働時間とパフォーマンスを確保するため、複数のモニタリングツールを廃止し、包括的なフルスタックソリューションへ移行する必要に迫られていました。

Cepheid 社の運用チームは長年にわたり SAP アプリケーションのモニタリングや運用保守のサポートに追われ続けていました。サポートは 24 時間体制で行われなければならず、ログを含むさまざまなツールを使用して SAP 環境を手動でモニタリングすることに膨大な時間が費やされていました。

「AppDynamics を導入したことで、システムやアプリケーションのダウンタイムを業務のダウンタイムと関連付けられるようになり、ビジネスへの影響を包括的に分析できるようになりました。」

Cepheid 社 IT インフラストラクチャ担当ディレクター Sandeep Raikar 氏

さまざまなツールを使い、膨大な時間を費やしていたにもかかわらず、Cepheid 社は常に事後対応に追われていました。サポートチームが 24 時間 365 日体制で問題の解決に当たっていましたが、ユーザに悪影響が及ぶ前に問題を検出する方法はありませんでした。このモデルは非効率的でコストがかかりすぎると判断した Cepheid 社は包括的なモニタリングソリューションの検討を始め、最終的に AppDynamics を選択しました。

「環境に問題が生じた場合、運用チームが真っ先に気付かなければ、ユーザに影響が及ぶ前に問題を解決することはできません。AppDynamics を導入すれば、プロアクティブなモニタリングが 1 つのツールで実現するに違いないと確信しました」と、Cepheid 社の IT インフラストラクチャ担当ディレクター Sandeep Raikar 氏は述べています。

AppDynamics for SAP を導入した結果、Cepheid 社はシステム全体にわたってすべての依存関係をすばやく把握できるようになり、ユーザに影響が及ぶ前に、問題の根本原因を自動的にベースライン化し、原因を特定して、切り分けられるようになりました。問題が発生しても検出と修復をかつてないほど迅速に行えるようになったため、ミッションクリティカルなアプリケーションの継続稼働が可能になり、ビジネスの継続性も確保されました。

Cepheid 社について

カリフォルニア州サニーベールに本社を構える Cepheid 社は、正確で使いやすい分子システムとテストの開発、製造、販売を通じて医療の発展に貢献する、大手の分子診断企業です。同社のソリューションは、非常に複雑で時間の要する手動の手順を自動化することで、あらゆる規模の組織が生物や遺伝子ベースの病気に対して高度な遺伝子検査を実施できる優れた方法を提供します。分子生物学の領域で数々の実績を持つ同社は、疾病やがんの管理をはじめ、正確かつ迅速で実用的なテスト結果が最も必要とされる分野に注力しています。詳細については、 http://www.cepheid.com.をご覧ください。

解決策:AppDynamics を活用すれば、潜在的な問題をプロアクティブに検出して、問題が未然に解決できます。

Cepheid 社では、SAP アプリケーションが 1 つでもダウンすると、業務に深刻な影響が及びます。AppDynamics を導入すれば、このような事態が起こらないように、すべての SAP リソースとアプリケーションをリアルタイムでプロアクティブにモニタリングできるため、ユーザから問題が報告されるに前に問題を解決できます。また、問題を未然に防ぐために対処が必要な場合は、アラートが発行されます。

「AppDynamics を導入する前は、シフトごとにすべての SAP アプリケーションを手動でモニタリングしていましたが、ダウンしているアプリケーションがないか確認するだけでも毎日 6 時間近くかかっていました。AppDynamics の導入後はすべてが自動化され、手動によるモニタリングは一切不要になりました」と Cepheid 社の SAP Basis 管理者、Kamlendra Kumar 氏は言います。

利点:プロアクティブなアラートとダイナミックベースラインにより、ノイズを低減し、ビジネスの稼働時間を確保できます。

分子システムやテストの開発、製造、マーケティングをはじめとする Cepheid 社のビジネスの性質上、ダウンタイムの影響は極めて深刻です。「SAP が止まると業務も止まってしまうため、収益の損失につながります。これは非常に深刻な事態です」と Raikar 氏は言います。「当社では、すべての SAP ソリューションで稼働率 99.95% を維持することが絶対条件です」

AppDynamics は、Cepheid 社の SAP アプリケーションのベースラインパフォーマンスを自動的に計算します。ベースラインが確立されると、異常な状態が自動的に検出されてアラートが生成されるようになるため、手動による SAP のモニタリングが不要になります。これらのインテリジェントアラートにより、サイロ化されたモニタリングツールが生成する大量のアラートからも解放されます。

「ダイナミックベースラインはインテリジェントに確立されるため、プロアクティブなアラートが適切に発行され、どの部分にリソースを割くべきかを明確に把握できます」と Kumar 氏は言います。「AppDynamics を導入する前は、ユーザから苦情が来るまでパフォーマンスの問題を把握できず、何百通もの電子メールの中から対処が問題を見分ける必要がありました」

「今では、問題が発生する前にアラートを受け取って問題を未然に防げるようになりました。これは AppDynamics のダイナミックベースライン機能を利用しなければ不可能なことです。」

Cepheid 社 SAP Basis 管理者 Kamlendra Kumar 氏

Raikar 氏も同意します。「ノイズが減少し、潜在的な問題が実際の問題に発展する前にアラートを受け取れるようになりました。これは AppDynamics のダイナミックベースライン機能を利用しなければ不可能なことです」と Raikar 氏は言います。

Cepheid 社は、デジタルトランスフォーメーションの一環として重要な取り組みを開始しています。「デジタルトランスフォーメーションを進める上で AppDynamics は不可欠です」と、Raikar 氏は言います。

AppDynamics を導入したことで、アプリケーションのパフォーマンス低下がどのような影響を及ぼすかを各部門の管理職や経営陣に対して明確に説明できるようになったことを Cepheid 社は高く評価しています。「結局のところ、一番大事なのは、パフォーマンスの低下がどのサービスに影響を及ぼし、どのくらいの収益損失につながるかを明確に把握できるようにすることです。AppDynamics を導入したことで、システムやアプリケーションのダウンタイムを業務のダウンタイムと関連付けられるようになり、ビジネスへの影響を包括的に分析できるようになりました」

これまでと全く異なるアプリケーションをご覧ください。